念願の台湾ダイビングはカメだらけ~小琉球~③
小琉球を楽しむ旅、3回目です。
読んでいただいている方、表紙が海の中なのになかなか潜らずにすみません…
ダイビング(装備付き)で1回約4500円だった。
参考:
宿泊者特別価格だそうだ。格安だ。
これまで潜った中で1番安いんじゃないかな…
安く潜れる、ということもあってか、今晩、宿は満室で、延泊はできないらしい。
なら、この1回限りのダイビングになる。
よし、楽しもう。
これは、午後3時ごろ、宿にチェックインしたときのこと。
宿のロビーで作業をしていた女性スタッフが迎えてくれた。
宿には小麦色に焼け、タンクトップ姿のハツラツとした人で、いかにも「ダイビング好き!」という風貌だった。
荷物を置いて一通り説明を受けると
「ダイビングをしたい。ライセンスはPADI」と申し出た。
「でもライセンスカードは持ってきていません」
カードがないなら無理かな、と半ば諦めていたが
「ネットで調べられる」という。
「持っているなら大丈夫。後で調べておきます。」
「きょうこれからは潜れませんか?」と聞いてみると、女性スタッフが間髪入れずに答える。
「いや~きょうはもう無理ですよ。時間が遅すぎます。明日可能か、後でボスに確認しておきます。今は潜っている時間で連絡つかないので返事は夜になります」
残念。
そりゃそうか。
じゃあ島一周でもしようかな。
部屋に戻って準備したあとロビーを通ると
このスタッフが
「あした潜れます。大丈夫です」とのこと。
「あれ?返事が早いね。ありがとう」
「バイクレンタルしてるの?それなら島のダイビングセンターまで直接来てね」と言われる。
「えっ?自分で行くの。車で連れて行くとか、誰かが一緒に行くとかじゃないの?」とたじろぐと
「だって連れて行ける人が誰もいないもの」と意に介する様子は全くない。
そして続ける。
「スマホある?グーグルマップで印付けてあげる!!」と、僕のスマホを受け取ると、集合するダイビングセンターやら観光スポットやらに星をつけていってくれる。
一気に説明してくれる。親切なのか乱暴なのかわからない。
説明を聞いていて、不思議な気持ちになる。
この人が「ダイビング好きの日本人」と言われら、僕は信じていただろう。
すごく日本人に見える。
日本人も台湾人も、東アジアで顔は基本似ているけど、それでもこの人は日本人に見える。
こういう「ダイビング大好き人間」に以前も会ったことがある。
そして、元気いっぱいで爽やかに、一方的に物事を進める人も。
「性格や好みが似ていると、国境を越えて外見も似るのかもなぁ」とぼんやり考えていると
「わかった??」と元気いっぱいに聞かれる。
「(それなりに)わかったよ!!ありがとう」とお礼を言うと、彼女はとても満足そうだった。「私がやるべきことはやりきったわ!!」と思っているのが伝わってきた。
OK!!これは親切なのだ!!
翌日僕は、電動バイクでダイビングセンターに一人で行き、きちんと、曲がり角に気づかずに通り過ぎた。
島内をバイクで走っていると、バイクで一斉に移動する団体さんがたくさんいた。
週末だし、数年に一度だというお祭りを見るためだろうか。
途中で見つけたコーヒー屋さん。
なんかこだわっている感がにじみ出ていたので入ってみた。
この方がやっているらしい。
コーヒー1杯TWD50≒200円
これで200円。普通にうまかった
地元客とおぼしき人たちがひっきりなしに訪れていた。
店の方が
「いつものね!?」とか
「もうできてるわ」とか言いながら
みんな、自分の仕事の話やら何やら少し世間話して去っていく。
買ったばかりの水泳パンツ(最安だったショートバージョン)でダイビングに向かう。
やけに短い水泳パンツを履いた毛深いおっさんがさっそうと街を走る。
少し道に迷う。
ダイビングセンターに無事到着。
すでに潜った人たちもちらほら。
上がってきた人はなぜかみんな表情が硬い。
海が荒れてるのかな。
やけに短いパンツを履いていると、同じような短さの仲間を発見した。
心強い!!
いざ潜る。
インストラクターと1対1。
「5年ぶりに潜る」といったら、インストラクターは丁寧にひとつひとつ教えてくれた。
透明度はそれほど高くない日だったらしいけど、それでも十分楽しめた。
ウミガメ、近い。大きい。
ゆったりしてる。優雅。
初めてフィジーでダイビングしたとき、亀が悠然と泳いでいるのを見ていたく感動したけど、まさかこんなに近くで見れるとは思わなかった。
インストラクター(前)と私。
潜る前「触っちゃいけない」と言われていたが「まさか触れる距離にいけないでしょ」と思っていたが・・・
波が強かったらしく、最後は酔って気持ち悪くなった。
酸素を吸うやつをくわえていると、おえっってなる。
まだ十数本しか潜ってないけど、ダイビングもそろそろ潮時かもなぁ。
宿に戻っていろいろと教えてくれたスタッフと。
すごい「ダイビングすきそう」な感じが出てるなぁと思った。
元気ハツラツな方でした。
インストラクターと。
できの悪い日本人客にも丁寧に教えてくれた、プロ意識のある我慢強い方でした。
フェリーに乗る前に腹ごしらえ。
宿の目の前の食堂で。
頼んだのは…
幅広の麺に、もやしとひき肉がのったやつ。
TWD50≒200円
ウマい。こういう庶民料理が本当にウマい。
魚肉団子と野菜のスープ。
TWD30≒120円
ダイビング後にはたまりません。
奥に見えるレタスっぽい野菜の炒め物もTWD30≒120円
3品しめてTWD110≒440円
大満足です。
離島だけど高くない。普通の値段だと感じた。
高雄からフェリー乗り場まで一緒だった住民によると
「今は島内で野菜も作れる」んだとか。
調理のお姉さんと配膳スタッフ。
調理のお姉さんに、
「地元が小琉球ですか?」
「そうよ」と教えてくれた。
「高雄でアパレル系で働いていたけど、地元の小琉球が最近観光地化してきて仕事があるというので戻ってきたの」と教えてくれた。
詳しいことは忘れてしまったけど、島には小学か中学までしかないから、進学で必ず島を出ることになるのだそうだ
またフェリーで戻ります。
小琉球。東港から20分。思った以上に「近い」感覚。
名前がまずいい。無条件で愛着がわく感じ。
有意義な1泊2日でした。楽しかった。
東港に到着。
フェリー乗り場ではタクシーの運転手や客引きがたむろ。
「霧台までいきたい」というとそれなりの金額なのであきらめました。
こういう南国っぽい風景、大好きなのでパチリ
さあ、霧台までどうやっていこう。
バスはない、
ヒッチハイクかかな